後悔できる事が幸せな理由

皆さんこんばんは!

ギンちゃんは今日も無事に1日を終えました。

今日も心から感謝です。

ところで、今日はギンちゃんが出会った友人の話をお伝えします。

ギャンブル依存症の友人との会話

今日、ギンちゃんが街を歩いていると、たまたま昔の友人に出会いました。

彼はギンちゃんを見ると「よぉ」と元気がない様子で話しかけてきました。

ギンちゃんが心配して理由を聞いたところ、彼は

今さっき、近くのパチンコ店で3万円ものお金を使い切ってしまった。

と話しました。

彼は暗い表情でさらに続けます。

負けた時はもう二度とギャンブルなんてやらないと誓うんだ。

でも時間が経つと過去の後悔なんか忘れて、どうしてもパチンコに行きたくなるんだ。

それで、妻や子供に嘘をついてまで家を出てパチンコに来てしまうんだ。

お金だって妻が貯蓄してくれているお金を取り崩してしまっている。

パチンコに行く前には今日は勝てるかもしれないっていう期待感しかないんだ。

でも実際は勝つことなんてそうそうない。

仮に勝てたとしても、勝ったお金はまたパチンコに注ぎ込んでいつの間にかマイナスさ。

今日なんか負けに負けて・・・。

同じことの繰り返しで、俺もう本当にどうしたらいいか・・・。

ギャンブル依存症の恐ろしさ

普段、ギャンブルをしない方にはあまり理解できないことかもしれません。

でも、一度ギャンブルにハマってしまった人は中々抜け出すことができないのです。

ギャンブルでお金を失った時はギャンブルで取り返そうと躍起になる。

ギャンブルでお金を得れば、その時の興奮や簡単にお金が手に入ったことに対する優越感等によりさらにギャンブルにハマってしまう。

そんなこんなで抜け出せなくなるんです。

わかっていてもやめられない。

これは本当に恐ろしい病気なんです。

性格の違いで大きく変わる依存症へのアプローチ

ギャンブル依存症の人は本当にたくさんおられるように感じます。

そして、ギャンブル依存症になる人の性格は本当に様々だと感じます。

ギンちゃんの友人の彼も実はすごく真面目で、まさかギャンブルをする人だなんて誰も思っていないはずです。

そんな彼だからかもしれません。

妻や周りの人たちに自分が依存症であることを伝えられないのです。

彼は自分でギャンブル依存症であることを自覚しています。

でも、その悩みを話せる相手がいないのです。

周りの人に言ってしまえば自分の評価が下がってしまう。

妻に言ってしまえばこれまでの嘘がバレて信用を失ってしまう。

ましてや大金を失ったことを知られたら最悪離婚になるかもしれない。

色々な思いが頭を巡るわけですね。

強い性格の人ならば、自分が依存症であることを周りに宣言し、周りの力を借りて依存症と戦うことができます。

しかし、真面目でひ弱な性格の人は自分一人で依存症と戦うしかないのです。

これでは高い確率で負けるのは目に見えていますよね。

当然、依存症になってしまうきっかけを作ったのは本人であり、自業自得といえばその通りかもしれません。

けど、本人もわかっているけどやめられないのです。

これが病気の怖いところなんですね。

最悪、性格の弱い人はギャンブルがやめられない自分を責め続け、いつの間にか精神が崩壊してたなんてことになる可能性なんて充分あるんです。

依存症との付き合い方

ギャンブル依存症は立派な病気とされているので、本当に直したいのであれば専門医に行くことをお勧めします。

でも、ギンちゃんの友人のように隠し続けることを、若しくは自分一人で戦うことを選ぶ人がいるかもしれません。

そんな人たちに、今日はギンちゃんからメッセージがあるようです。

ギンちゃんは友人の顔を見て、微笑みながら語りかけました。

自分を責めない考え方

ギンちゃんは言います

確かに、ギャンブルで失ったお金や時間は返ってこないよ。

ギャンブルで失った時間があれば、他の色々な経験ができたかもしれない。

ギャンブルで失ったお金があれば、もっと子供に美味しいものを食べさせてあげたり、旅行に連れて行ってあげたりできたかもしれない。

でもね、ギャンブルで時間やお金を失っていなかったら、君は今ここにいなかったかももしれないんだよ。

そんなの都合の良い考え方だと君は思っているかもしれないけど、決してそんな事はないんだ。

君がギャンブル依存症になったことも、こうして今自分を責めて後悔していることも、それは今君が生きているからこそ体験できることなんだ。

だから、決して自分を責め続けないでね。

嫌かもしれないけれど、最初から自分には必要なことだったんだと思ってごらん。

きっと心が楽になると思うから。

あなたは間違っていない

ギャンブルは悪と捉える人がいると思いますが、決して悪だけではありません。

ギャンブルは紛れもなく人に楽しみを興奮をもたらしてくれるものです。

だって頭の賢い方々が人がハマるようにと考えて作ったものなんですから。

言い訳で良いんです。

自分を責めずにどうか受け入れてあげてください。

お金と時間は失ったけど、今こうして生きられてるのは自分がギャンブルをしていたからなんだと。

ギャンブルをしていなかったら、自分はストレスが発散できずに倒れていたかもしれない。

そう考えたら、僕の歩んできた道に間違いはなかったんだ。

そう思って下さい。

そして、同じようにギャンブル依存症で苦しんでいる人を見かけたら、その人を認めてあげようとして下さい。

理解してもらえるだけで本当に嬉しいことだと思います。

ギンちゃんの言葉を聞いた彼は

ギンちゃんありがとう。

今の自分を受け入れて、何度でもやり直してみるよ。

そう言い残し、朗らかな顔つきでギンちゃんとお別れしました。

ギンちゃんは心の中で呟きました。

君ならきっと大丈夫!!

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