皆さん、こんばんは!
今日も1日お疲れ様です。
ギンちゃんも今日1日を無事に終えてほっとしているようですが、またまた何か考えているようです。
何を考えているのでしょうか?
どうして人の幸福を心から喜べない?
営業勤めのギンちゃんですが、どうしても結果がでません。
今日もたくさんお断りされたようです。
かなり落ち込んでいるようですね・・・。
そんな中、後輩の子の営業成績がとても良いという話を聞きました。
一緒の会社で仕事をしている仲間としては喜ばしいことですが・・・。
でも、ギンちゃんはどうしても心から喜ぶことができないようです。
仲間の頑張りを素直に喜べない。
ギンちゃんは酷い人間なのでしょうか?
心のありようで変化する感情
ギンちゃんの例で考えてみましょう。
仮に、ギンちゃんの営業成績がすごく良かったとしましょう。
多分、後輩の話を聞いたところで素直におめでとうと喜べるのではないでしょうか?
またはギンちゃんが後輩と同じ会社ではあるものの、営業ではなく経理の仕事をしていたとしましょう。
この場合も、多分ギンちゃんは素直に喜んでいたはずです。
ということは、後輩の話を聞いた時のギンちゃんの心のありようで、その捉え方が大きく違ってきていたことがわかります。
このように人の感情というのは、その時の心のありようで大きく変わってくるものなのですね。
人と比べるのはいけないこと?
「人の不幸は蜜の味」なんて言葉もあるように、自分より不幸になっている人の話を聞いたり、見たりするのは何かの魔力があるのかもしれません。
飲み会の席で話されるのは上司や部下、同僚の悪口や噂話なんてことはよくある話ですよね。
どうしてでしょうか?
それは、優越感を得たいからだといえるかもしれません。
私たちは生まれた時から誰かと比べられながら生きているような気がします。
だからでしょうか、大人になった今でもいつも誰かと比べているように思います。
あの人は、自分よりお金持ちだ。
あの人は、自分より成績が悪い。
あの人は、◯◯君と比べてとても優秀だ。
皆さんはどうでしょうか?
自分を、または他者を誰かと比べてはいないでしょうか?
でも、誰かと比べることはいけないことなのでしょうか??
比べるからこそ理解できる
一つ質問をさせて下さい。
あなたの身長は高い方ですか?それとも低い方ですか?
もし皆さんがどちらかをお答え頂いたのだとしたら、なぜそう答えたのですか?
つまり、自分の身長が高い方なのか低い方なのかというのは、他者と比べないとわからないことなんです。
あなたがお金持ちなのか貧乏なのかは、他社と比較することで初めて理解できるものなんです。
もしあなた以外誰もいない世界だとすれば、自分の身長が高いのか低いのか、自分は頭がいいのか悪いのか、カッコいいのかカッコよくないのか、全くわからないはずです。
というより、気にする必要もないということですね。
だって、比べる相手がいないのですから。
誰かと比べるということは、自分や相手を理解することに繋がるのだと理解しましょう。
比べる相手がいるから頑張れる?
ギンちゃんもそうですが、多くの人が他者と自分を比較することで悲しくなったり、辛くなったりしています。
でも、人と比べるからこそ今の自分の幸せに気付けたり、自分のいいところに気付けたりするのも事実です。
考えてみて下さい。
あなたがめちゃくちゃカッコよくて優秀な人間だとしても、それを評価してくれる人間や、比べられる他者がいなければどうでしょうか?
あなたは自分のカッコよさに気付くことも、優秀さに気付くこともなく一生を終えるのです。
相手がいるから自分を理解できる。
そして、比べられる他者がいてくれるからこそ、あなたは生をより実感できているのかもしれません。
タイトルの話に戻りましょう。
「人の幸福を喜べない自分」とは、あなたが幸福でないから喜べないのですね。
あなたが誰かと比較して自分は幸福ではないと思っているから、素直に喜べないのでしょう。
何事もバランスが大事?
他者と比べることで今の自分の立ち位置等が理解できるとお話ししましたが、他者と比べてばかりだと疲弊しすぎるようにも感じます。
特に、幸せというものは誰かと比べることではないようにも思います。
誰になんと言われても、あなた自身が幸せに感じることこそが全てなんですね。
もちろん、それは他者にもいえることなんですよ。
あなたが相手の幸せを勝手に決めていいはずもないですし、決めることなんてできないのですから。
ギンちゃんの話に戻ると、ギンちゃんが後輩の話を聞いて素直に喜べなかったのは後輩と自分を比べた結果、どこかの点で後輩に劣っていると気付けたからですよね。
ギンちゃんの今の心のあり方が理解できたということです。
だったら成長するいい機会じゃないですか?
もしくは、自分を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
今の自分を知ってギンちゃんがどう感じて、どう動いていくのかは自由です。
後輩の頑張りを素直に喜べなくたって全然いいじゃないですか。
それがギンちゃんの本心なのですから。
ただ、それを口に出すことは絶対にお勧めしませんが・・・。
最後になりますが、何かと比較するからこそ自分を知ることができます。
でもいつも何かと比較するのは疲れますよね。
何事もバランスが大事だということかもしれません。
ギンちゃんも自分の今の気持ちが理解できたのなら、これ以上何かと比較するのをストップして、今から自分ができることに取り組んでいって欲しいと思います。
頑張って自分なりの幸せを掴んでいこう!!